紹介状

整骨院・接骨院から整形外科の医師への紹介状の書き方

骨次郎
どうも骨次郎(@honejirou)です。

今日は整骨院・接骨院から整形外科の先生への紹介状の書き方を紹介していきます。

整形外科への紹介状の書き方って学校ではあまり習わないので、どのように書いたら良いのかわからない先生もいると思います。

骨次郎も初めは紹介状の書き方なんて全然知りませんでした。

でも、色々な人に聞いたり自分で勉強してみると、そんなに難しいことはないということがわかりました。

この記事を読むことで患者様を整形外科や病院へ紹介する際にどの様に紹介状を書いたらよいのかがわかるようになります。

紹介状はこのように書くのが正解というものはなく、あくまで失礼のないように患者様の情報を正確に伝えるような紹介をすることが大切だと思います。

ではさっそくやっていきましょう!

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整骨院・接骨院からの紹介状でやってはいけないこと3つ

バツ

患者様を整形外科へ紹介する際にやってはいけないことを紹介していきます。

  1. 紹介状を書かずに整形外科へ行ってもらう
  2. 勝手に診断してしまう
  3. 命令してしまう

順番に説明していきます。

紹介状を書かずに整形外科へ行ってもらう

これは一番多いパターンだと思います。

なんか怪しいので整形外科へ行って診てもらってください。

と言って患者様に整形外科へ行ってもらうのはもう辞めましょう!

お医者さまは別の病院に送る時に必ず紹介状を書きます。

整骨院から整形外科へ患者様を紹介する際に紹介状を書かずに送るのは失礼になります。

患者様は”整骨院行ったら整形外科で診てもらってと言われたんです。”と言うと思います。

そしてDr,はまたか、、、となり、1から問診などをしなくてはなりません。

紹介状があることでDrも患者様の受傷機転などを知ることができ連携がとれます。

繰り返し紹介状を持たせて送ることで整形外科の先生もまたここの整骨院・接骨院かとなるので認知してもらえますし、しっかり処置をして送ることで

整形外科の先生の信頼にも繋がります。

医師との連携が取れるので整骨院・接骨院に来た患者様を整形外科へ送る際は必ず紹介状を書いてから送りまましょう!

勝手に診断してしてしまう

診断は医師だけができるものです。

柔道整復師や鍼灸師、その他のコメディカルは診断をすることはできません。

紹介状でやってしまいがちなことは

橈骨遠位端骨折が疑われるのでレントゲン検査をお願い致します。
のように勝手に診断をしてしまうことです。
診断もしていないのに橈骨遠位端骨折ってなぜわかるのでしょうか?
これは紹介状を書く時に1番気をつけてほしいポイントです。
骨折が疑われる時は〇〇骨折の疑いなどと病名を書くのではなく、骨損傷が疑われるので と書くのがベターです。
病名を書くのではなく、軟部組織損傷が疑われるので、靭帯損傷が疑われるのでなどふんわりと書くようにしましょう。
病名は診断しないとつかないので気をつけましょうね。
×橈骨遠位端骨折が疑われるので→〇骨損傷が疑われるので
×半月板損傷が疑われるので→〇軟部組織損傷が疑われるので
×内側側副靭帯靭帯損傷が疑われるので→〇靭帯損傷が疑われるので
紹介状を書く際は診断名(病名)で書かないように気をつけましょう!

命令してしまう

命令なんかしないと思っていても意外に命令してしまっていることがあります。

先程のように骨傷が疑われるのでレントゲン検査をお願いします。MRI検査をお願いします。など

その検査をするか決めるのはDrです。柔道整復師がレントゲンやMRIをDrに撮ってくれと言うのはおかしいですよね

そんな時は御高診の程よろしくお願い致します。と書きましょう。

我々では診れないのでDrの先生診てくださいという感じでお願いする気持ちです。

医療業界の王は医者なので目上の人に使う言葉を使いましょう。

また、その後の処置もお願いしたい時は

御高診、ご処置の程よろしくお願い致します。という様に診て頂いて処置もお願いしますという感じです。

また、患者様がどのような状態か、後療法をどうしたらよいか知りたい時は

御高診、ご教示(ご指導)の程よろしくお願い致します。

という感じで診て頂いてどのような状態かご教示・ご指導(教えて)頂きたいですという意味になります。

日本語の難しいところですが、ご教授とご教示とあります。

またご指導などを使ってもいいと思います。

どちらも目上の人に使う言葉です

言葉の違いについてはこちらのサイトが詳しく書いてありますので参考にしてみてください。

失礼のないように目上の人に向けた言葉を使いましょう!

整骨院・接骨院から整形外科への紹介状の書き方

 

情報提供書

紹介状の書き方に特に決まりはありません。

先程言ったように失礼のないように丁寧な言葉で書くことが大切です。

骨次郎が紹介状を書くときに書いている項目を書いていきます。

  • 紹介先医療機関名
  • 医師名(わかるのであれば)
  • 患者氏名、生年月日、年齢、性別
  • 紹介内容(受傷機転、理学的所見、スペシャルテスト、処置内容などなど)
  • 紹介元整骨院・接骨院名、住所、電話番号など
  • 柔道整復師名、印鑑

説明していくよりも画像を見た方が早いと思うので実際に骨次郎が書いた紹介状を貼っておきます。

紹介状

医師名はわからない場合は外来御担当先生か御担当先生でいいと思います。

挨拶は”平素より大変お世話になっております。”がお決まりかなと思います。

正直そこまで細かくは書いていないですが、受傷機転と状態、どのような処置をしたのかを書いておくといいと思います。

この紹介状は左右どちらかも抜けているのでもう少ししっかり書けた方がいいですね^^; )(反省)

残念ながらうちの院にはエコーがないので怪しいものは近所の整形外科の先生に診てもらっています。

返答がこちら↓

返答

返答とレントゲン写真を患者さまも持たせてくれ、患者様も戻してくれました。

レントゲン写真を見た感じ骨膜の連続性は断たれていた感じでしたが、、、(小声)

骨次郎は紹介状を書く時

受傷機転(患者さまが言ったことをほぼそのまま書く)

状態・理学的所見

紹介の挨拶

という流れで書いています。

時間がない中で紹介状を書くのでなるべく簡易的に内容をしっかり伝えられるように書くようにしています。

写真には印鑑を押していないですが、実際は自分の名前の横に印鑑を押しています。

ちなみに英語を使ったり、めちゃくちゃ細かく評価を書かなくても

しっかりとDrに受傷機転や状態、おこなった処置を伝えられることが大事だと思います。

紹介状はDrに共通言語を使って伝えることが重要
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紹介状を入れる封筒の書き方

紹介状

紹介状を出す際は封筒に入れると思うので封筒の書き方も書いておきます。

封筒の表には紹介先の

  • 病院名
  • 医師名

この2つを書きましょう。

医師名がわからない時は(外来)御担当先生御侍史と書きます。

そして端に”紹介状在中”と小さく書いておきましょう。

紹介状封筒表紹介状封筒裏

封筒の裏面には自分のの院の名前、住所、電話番号などを書いておくと良いですね。

うちの場合は院のハンコを押しています。

骨次郎の場合、連携が取れてくると病院からの返信も御担当先生から骨次郎個人名宛に変わっていました。

病院からの紹介状

病院からの紹介状2

封筒の宛名も手書きで書いたりしていましたが、時間がかかるので印刷に変えました。

字もあまり綺麗でないので・・(小声)

封筒には病院名・先生の名前を書いて紹介状在中と書きましょう。
整形外科医のよせやん先生のツイートがとても参考になるのでツイートを貼らせて頂きます。
SpolinkJAPANで紹介状の作成マニュアルを作られているのでこちらもチェックしてみてください。

整骨院・接骨院からの紹介状について最後に・・・・・・

まとめ

今日は紹介状の書き方を書いてきました。

骨次郎も初めは書き方がわからなくてインターネットで調べたりもしたので、この記事を参考にして少しでも多くの柔道整復師の先生に紹介状の書き方を知って欲しいなと思っています。

紹介状の書き方に正解はないのでそれぞれの書き方があると思います。

ただ、Drの先生に失礼のないような言葉や言い方をしましょう。

整骨院・接骨院の先生がしっかりと紹介状を書いて整形外科の先生と連携を取ることができれば柔道整復師と整形外科の先生と連携が取れ、わだかまりも少しは減るかな?

と思っています。

できるだけ多くの柔道整復師の先生に読んでいただきたいのでシェアの方よろしくお願いします。

紹介状の書き方、参考になれば幸いです。

それでは今日はこの辺で

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柔道整復師は骨折・捻挫・脱臼を処置するのが仕事です。特に骨折の整復や固定は柔道整復師にとってできなくてはならないものです。ですが、今は整骨院・接骨院にはあまり外傷が来ないこともあります。そこで骨次郎が固定が出来るようになる為のマニュアルを作成しました。今はインターネットで固定が学べるようになるので飲み会や洋服に使うお金を自分の自己投資に使ってみましょう!

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